シワ・タルミの多くは、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少や変性することで出来やすくなりますが、皮下脂肪が減少することによって起こることもあります。
■真皮を支えるのは皮下組織
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。一番上に皮膚のバリア機能や保湿機能として表皮があり、その下にコラーゲンやエラスチンが存在する真皮があり、さらにその下に皮下脂肪などが存在する皮下組織があります。
■皮下脂肪の減少は肌のハリが失われる
加齢や過度なダイエットなどによって皮下脂肪が減少すると、皮膚にハリがなくなってたるみを起こしようになります。また、皮膚が余ることでもしわ・たるみにもつながります。この現象は、皮下脂肪が少なくて皮膚が薄い部分や、表情をつくるときにしわが出来やすい部分に影響が強く出ます。ハリや弾力性がある肌とは、表皮、真皮、皮下組織の3層がしっかり構成されている状態をいい、例え真皮のコラーゲンやエラスチンが肌をしっかり支えていても、皮下組織の支えがないとシワが出来やすい状態になるといえます。
皮下脂肪が減少するのは?
■過度なダイエットはしない
ダイエットなどで皮下脂肪が少なくなると、皮膚が余って顔が全体的にたるんでしまいます。また、皮膚のたるみは、重力に向かって余った皮膚が緩むので大きなシワが出来やすくなります。近年では、女性は痩せていることが好ましいという風潮があるため、皮下脂肪が多いことが悪いような考えがありますが、脂肪は女性ホルモンの分泌にも関わるため、美容にとって重要なものです。
■脂肪注入という施術方法もある
皮下脂肪が減ってしまってシワ・タルミが出来たり、老け顔に見られたりする場合には、脂肪注入をするという方法もあります。これは特に、脂肪が少なくなって頬がこけてしまい、頬にしわが出ている状態に有効です。具体的には、自分の脂肪をお尻などから抽出し、気になる部分に注入するというものです。自分の脂肪組織を使用するため、トラブルの心配がないのが特徴です。この方法は美容外科の施術になりますが、顔のたるみ治療にヒアルロン酸やコラーゲンを注入するよりも脂肪注入をすすめられる場合があるようです。