顔のたるみの原因 肌の乾燥

しわ・たるみは、主にコラーゲンやエラスチンの減少や変性によって起こるものですが、肌の乾燥によっても起こります。皮膚の乾燥が続くと、しわ・たるみがさらに悪化していきます。

皮膚に弾力をもたせるケラチン繊維
皮膚にハリと弾力を持たせるものに、ケラチン繊維というものが存在し、水分を抱え込んで肌の弾力を維持しています。肌の乾燥によってそのケラチン繊維に水分がなくなると、柔軟性や弾力性が失われ、しわ・たるみ、小じわなどを引き起こします。

肌の乾燥は毛穴のたるみを引き起こす
肌が乾燥すると、角質が乱れて毛穴が開きがちになります。毛穴が開くと、顔全体がたるんで見えてしまうようになり、また、毛穴一つ一つが影になって、肌がくすんで見えてしまう欠点もあります。

皮膚が乾燥する原因

皮脂分泌の減少
ホルモンバランスの影響で、20代〜30代をピークに年齢を重ねるにつれて皮脂の量は減少していきます。それにともない、水分が蒸発しやすくなって皮膚の水分保持が難しくなります。

セラミド(細胞間脂質)の減少
セラミド(細胞間脂質)とは、水分を抱え込むことが出来る特殊な構造をもつ脂質で、角質細胞の間を埋めて外敵から皮膚を保護するバリア機能や保湿機能などの働きをもっています。そのセラミドも加齢によって減少してしまいます。

天然保湿因子NMFの減少
天然保湿因子NMF(ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター)とは、肌細胞内に存在して角質層を満たす保湿成分で、アミノ酸を中心に、尿素、乳酸などから構成されます。この天然保湿因子NMFは、セラミドやヒアルロン酸などと比較すると保湿能力は高くありませんが、セラミドなどと同じように肌バリア機能、肌柔軟作用、保湿機能などの働きがあります。この天然保湿因子も加齢やストレスによって減少します。

ヒアルロン酸などのムコ多糖の減少
真皮にあるコラーゲンやエラスチンの間を満たしているヒアルロン酸は高い保湿機能があり、1gで1リットルもの水分を抱え込むことができます。またヒアルロン酸は保湿機能だけでなく、血管の通っていない表皮に栄養を届ける働きもあり、ヒアルロン酸が減少すると新陳代謝にも影響が出てきます。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などのムコ多糖が減少すると、真皮がスポンジのようにスカスカな状態になり、圧力に弱くシワ・タルミが出来やす肌になります。

乾燥肌対策

保湿効果の高い化粧水で水分補給
乾燥している肌が必要としているのは、油分ではなく水分です。ですが、いくら水分補給してもすぐ蒸発してしまうような保湿効果の低い化粧水では意味がありません。保湿効果の高い成分であるヒアルロン酸、グリセリン、ポリエチレングリコールなどが配合された化粧水で保湿しましょう。その中でも、ヒアルロン酸は真皮でも生成され、1gで6リットルもの水分を溜め込める効果があり、さらにヒアルロン酸は、血管が通っていない表皮まで栄養成分を届ける働きもあるため、美肌にとって有効な成分です。

美容液・クリームで水分蒸発を防ぐ
肌に水分を与えても、その水分が蒸発しないようにするためには油分が必要です。そこで、保湿クリームや美容液で水分を閉じ込め、潤いを逃がさないようにしましょう。なお、油分を与えすぎると、ニキビなどの肌トラブルにもつながるため、つけすぎに気をつけましょう。